Doll Show 27
Doll Show 27
この賢そうな娘さんはDoll Show 27 当日にお目当てだったさんくす人型開発局さんの作品です。
我家には美少女怪盗ホタキャットがいるのですが、それを追う鬼警部ミラモンドはいるもののやはりもう一方の華である美少女探偵も欲しいと思っていました。
サークルさんのこのイベントでの頒布予定の作品を観た途端、是非ともスカウトしたいと気持ちが抑えられなくなった程です。
無事に我家に迎えることができましたので、美少女怪盗 VS 美少女探偵の丁々発止の妄想がいきなりレッドゾーンです。
それにしても、この妄想は小学生の頃に読んだ、怪盗紳士アルセーヌ・ルパン VS ガニマール警部 and 少年探偵ピエールという子供向け小説の構図のそのままのパクリなのですが、中学になってから読んだアルセーヌ・ルパンのシリーズには少年探偵ピエールなんて影も形も無かったのが残念だったものです。
（そのかわり、貧乏男爵の娘でルパンを慕うけなげな少女クラリスや、人外の者としか思えないカリオストロ伯爵夫人や、ルパンと結婚したクラリスの息子でカリオストロ伯爵夫人に誘拐されて育ったルパン２世（ジャン）と初代ルパンとの再会などの展開はわくわくものでした）
C.F.Airforce さん「不思議な昭和 Season2」
毎回３Ｆ会場の左奥のコーナーにて、テーマ・ジオラマを展示しておいでのC.F.Airforce さんのコーナーです。
Doll Show では会場内の模様は原則撮影禁止ですが、ここはサークルさんにより自由に撮影が許可されています。
その高度なジオラマ世界の構築ぶりには毎回感嘆いたします。
紙芝居で前の方に陣取れるのは、ちゃんとオジサンからアメなどのお菓子を買った子供達でした。タダ観の子供達はその後ろの方にしかいられず、その事は不文律として子供達自身が守っていました。
自転車の荷台の上のステージの絵は黄金バットの悪役の怪人ナゾーのようです。
駄菓子屋の奥の方の棚にはタミタの１／６バイク・シリーズのホンダ７５０のプラモデルの紙箱が誇らしげに飾られています。
子供達にとっては駄菓子屋の守り神と言える程に後光が差して見えます。
むろん悪童共に買える値段ではありません。「いいとこのお坊ちゃま」が買ってもらうクラスの別世界のオモチャです。それでも、いつかはアレを、と思いながらも実際にはもっと手前にある１個１００円程度のゴム動力でお風呂で遊べる潜水艦プラモなどを買う程度でした。
店内の前の方には上にガラス戸が乗った平箱が並んでいて、その中のソース煎餅やらビニールチューブに入ったや色付きニッキ水、チューブ入チョコレートといった駄菓子が並んでいました。
一度食べてみたかったのですが、横目に見ながらとうとうその機会はありませんでした。
タバコ屋には看板娘が座っていることになっています。
私の町にあった店もこんな感じでしたが、座っていたのは婆さんでした。
タバコ屋に赤電話は欠かせません。
新聞差しに並んでいる新聞に注目。
立呑屋ではホーローパッドに並んだ串焼きの仕掛かりはもちろん、流しの中までリアルに再現されています。
足元の鉄板まで油焼けしています。
夜ぅの街ぃにガオッ！
モノクロＴＶでの実写版鉄人２８号は、これぐらいのサイズでした。
でも、ここまでカッコ良くはありませんでした。
事件現場への移動は軽トラックの荷台に乗ってだった記憶があります。
立呑屋の外にはおこぼれにあずかろうと野良猫やら野良犬がよくいるものです。
気前のいい呑み助が、串から抜いた肉なんかをよく足元に置いてくれたりしますが、渋谷のハチ公は酔漢からもらった串のままの焼鳥を食べて串を喉に刺して死にました。
ノラに焼鳥をやる時には串を抜いてやるのが鉄則です。
交番横の掲示板に貼られた指名手配ポスターですが、せっかく死神博士と峰不二子が手配されているのですが、ブレてしまいました。
夕方なると交番の庇の下の赤いガラス球の中の電球が点きます。
この時間が過ぎても遊び回っているのは悪い子です。
交番の庇の上にはだらぁと猫さんが寝ていますが、その上空を夕焼けの東京タワーをバックに飛行少女の姿が当然のように浮かんでいます。
タバコ屋や立呑屋で見掛けた新聞を豪気にも無料配布していました。
ありがたく一部いただきました。
ちなみに表面と裏面は戦後ですが、開いてみると戦前でした。
この企画を実現したナイスな模型衆です。
愉快なジオラマを観せていただき感謝！ です。
檸檬児
'2010-2-7