夏と言えば
夏休みと言えば目につくのが、昼間の子供達の遊び回る姿です。
小学生の仲良しグループが一緒に遊んでいた時の椿事です。
左から、シャルル君、ポール君、ミミちゃん、チョージューロー君、桐子ちゃん、菜々ちゃんです。
菜々ちゃんは学級委員長です。桐子ちゃんは菜々ちゃんと幼稚園からの友達同士で、いつも菜々ちゃんを守ってあげています。
そして、夏と言えば変質者です！
子供達が遊んでいるのを物陰からずっと見ていたらしいのですが、突然に身を現して子供達の前に立ち塞がりました。
「怖い・・・チョウジュウロウ君」
「大丈夫、僕がいるから、ミミちゃん」
子供達は結束して女の子を守ろうとします。
変質者の視線が子供達の姿をなめ回します。
次の瞬間、変質者は大きく手を広げて駆けよってきました！
子供達の群れに緊張が走ります。
「え！？」
子供達、呆然。
変質者はシャルル君を横抱きにするや、マントを翻して走り去っていったのです。
その時、お屋敷ではメイドのほたるさんが夕食の準備をしていたのですが、電気を受けたような衝撃に身を起こしました。
唇を引締め厳しい視線を何もない宙に向け、じっとそこを睨み付けつけます。
（続きは他のコーナーで完成版を公開予定です）
檸檬児
'2005-7-31