５人目の少女
螢ちゃんは目を覚まします。横たわっっていた部屋はぼんやりとした明るさに包まれていますが、開いたドアからは白い光と風とが流れ込んできます。
目覚めて踏み出した螢ちゃんを風がなぶり、長髪が大きく広がり身体に絡みます。
目覚めたばかりの螢ちゃんはまだ自分がどういう人であるかすらおぼろにしか分かりません。
「これからどんな人達に出会うのかしら」
不安にも似た想いで、螢ちゃんは光に向かって一歩を踏み出してゆきました。
７月12日からお人形ブティックの草分けのノアドロームの中野店の方で開店５周年記念セールが開催され、そこでジェニーサイズの螢子ちゃんを更に髪の毛を７色に変えた企画「Rainbow Girls」の残りのピンク髪の作品が２点ありました。
発表当時にはこの企画に関心が持てなかったので無視していたのですが、俺娘さんのHomePage で螢子ちゃんを長髪に植毛し直した燕子花綾女（かきつばたあやめ）さんを拝見して、うちにも一人長髪螢子ちゃんが欲しいと願っていた私は、思い切ってこのピンク髪螢子ちゃんを手に入れました。
この画像が改造前のピンク髪螢子ちゃんヘッドを27cm オビツ・ボディーに乗せた姿です。
22cm サイズ用ヘッドですが、27cm ボディー上ではそのやや小顔ぶりがかえって大人びて見えます。ノーマル螢子ちゃんの黒髪よりサラサラした手触りの髪で、この後に続く改造のことを考えると痛々しい想いすらします。
この後、とてもここでは書けない修羅場を経て尼僧のようなツルツル頭になり、ボークスのドルフィー・プラス用ワンカール・ロングヘアのウィグを乗せました。
２週間程いろいろとドレスやポーズを変えて、どんな性格のキャラクターなのかをつかもうとして、ようやく把握出来るようになったので、デビューしてもらいます。
長髪ではあっても俺娘さんのところの燕子花綾女さんとは全く違うキャラクターであることが分かりました。
これまでの我家の４人の螢子ちゃんとは、また別の道を歩んでくれそうです。
本来の三人目の黒いほたるの誕生祝いのページをアップする時に、このページは撤去します。
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檸檬児
'2003-7-30