Maid In Black
メイドのほたるさんのもう一つの顔です。
昼の顔からトランプを引っ繰り返したように変身した情容赦もない死神の姿です。
私の好きな英国怪奇作家アーサー・マッケンの小編「変身(Change)」に、西ウェイルズ州の観光地にやってきた裕福な家族のメイドさんのアリス・ヘイズという美しい娘さんがいます。子供達の世話と家庭教師と家事全般のお手伝いを担当し、また海や森のいろいろのものについて沢山の知識を持っていて子供達にとても慕われていました。
物語は、子供達がメイドのアリスさんに連れられてダレンの洞窟にピクニックに行くところから佳境を迎えるのですが・・・
（分かる人には分かると思いますが、この小説の私の紹介では「ウソは言ってません」と言っておきます。（笑））
さて、この万能メイド（笑）のアリスさんには別名がありました。『闇の中の名乗り』と小説内では語られるだけで実際のその名が出ることはありませんでした。
マッケンの物語はともかく、表の顔と闇の顔を持つメイドさんっていいなと思っていましたが、手持ちの黒い衣装を合わせて螢子ちゃんに着せてみると、恐ろしいまでにはまりました。
心なしか表情まで生き生きしてきました。以前から考えていた、シャルル君とシンシアとミリアム、教授の話にからませるにはこのほたるさんで行こうと思います。
闇メイドのほたるさんの正装です。
朝の日差しをバックの逆光に、黒ドレス、黒エプロン、黒ブーツ、黒カチューシャという難物の被写体でした。
窓辺でくつろぐ闇メイドさんです。
やはり衣装のせいか、気の強そうな表情になりました。白と黒のメイド・ドレスだとおっとりとした表情になるのですから不思議なものです。
同人サークル「瀬」
檸檬児
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'2002-1-26