メイドのマキナ

冬マキナ2021

　2021年2月7日：

　そろそろ冬が終わって梅の花の季節になってきましたが、我が家のファッション難物娘マキナの冬衣装がようやく決まりました。
　作業着系ならどれもこれもあつらえたように決まるマキナですが、おしゃれ方向になった途端の七転八倒です。私のファッションセンスの無さがモロ出しになります。
（同じボディー、同じヘッドの雫がかわいい系が何でも似合うのとは大違いなのは、これが「女体の神秘」というものでしょうか。（違））

　活発な子なので冬でもショートパンツは譲る気がなかったのですが、素肌ではやはり見ている方が寒いので黒タイツを履かせてから見る見る進展して今日になってようやく決まりました。

　衣装の各部は入手した時期は完全にバラバラです。

　最初は思ってもいなかった組み合わせですが、何とかサマになったようです。
　マキナ自身もこれまで落ち着きが悪そうな印象でしたが、ようやくくつろいでくれている雰囲気になりました。

　これなら外出着としてもそこそこ通用しそうに思えました。

お人形さんをダメにするクッション・２

　2019年6月18日：

　横浜駅西口ダイヤモンド地下街に入ってすぐの崎陽軒の店で8日にシュウマイ弁当型クッションを、昨日は醤油差し・ひょうちゃんのモフモフぬいぐるみをお嬢達の為に手に入れました。
　さっそく起きてすぐ、ガラス戸からの朝日で使用状況を撮ってみました。

　オビツ５０素体のマキナはクッションからはみ出さずに寝そべることが出来るのでひょうちゃんは枕です。
　首のくびれが頭をぐらつかさない補正枕のようです。
　イロモノ担当のつもりはなかったのですが、マキナはこういうチャレンジにはいかにもノリノリです。

　未来ちゃんのDDサイズになると足がはみ出しますので、足置きとしてのひょうちゃんの出番です。
　ちょっと上等なリラックスチェアに付いているオットマンのようです。
　実際には片足はおなかのふくらみの上に乗せてふわふわ支持すべきでしょう。

　まさか崎陽軒のデザイナーさんもひょうちゃんが足置きに使われるとは思ってもいなかった事と思います。
　ひょうちゃんの明るい笑顔が、何やら別の意味に見えてしまうのは、私の心が濁っている為でしょう。
「むしろご褒美！」
　うむ、ひょうちゃん。そこを換わってもらおうか。

　ちょっと視点をずらした横顔が朝っぱらから「あぁっ！　女王様っ」と見えてしまったのは、あまり大きな声で言うべきではありません。

ビール好きメイド

　2019年5月6日：

　４連休４日目、まだだ、まだ終わらんよ！
　と、ずっと懸案だった合成もの１点を完成しました。
　お気に入りのメイドさん（まあ、アナイスさん付きメイドなのですが）と一緒に札幌旅行の帰路の新千歳空港駅ナカのカフェにて、という大妄想画像です。

　背景は2019年4月23日の札幌出張の帰路に一服した新千歳空港の出発ゲート前のカフェですが、千歳市の地ビール・ピリカワッカビールが呑める貴重な店です。

　なお、世間様では今回は大型１０連休と喧伝されていましたが、私のところでは後半４連休だけでした。
　その最終日午後の窓からの外光だけで、大急ぎで椅子に座ったマキナを撮りまくりました。
　合成の為に画像をどうやりくりしたかは見ての通りです。

ミニスカートに再々度挑戦

　2019年2月3日：

　女性らしいスカートを自然に着こなせたことに気を良くして、休日の陽の外光があるうちにマキナにミニスカートを履かせる執念深い企みを起こしたのですが、日没近くになってようやくそう違和感ないものが見つかりました。
　夕刻近くもう窓からの外光はオレンジ色がかってきていて、室内に反射した間接光によるアンビエントライトの影響は画像処理でもどうしようもありません。
　ミニスカートではあるものの、作業着っぽいこととでマキナに似合ったのかもしれません。

　日が落ち、室内の蛍光灯下での撮影です。
　カッチリした襟のラインもマキナには合うようです。
　ナチスの軍服も似合うかもしれませんが・・・アゾンのショップで売られる可能性は零に近いでしょう。

朝メイド２人

　2019年1月20日：

　正月にダメ元で（酷い言い方）和服を着たたらマキナが普通に似合ったので、女性的なドレスを着せる勇気が戻って来たので、昨夜ちょっと大人っぽいドレスを試してみたところ、意外にサマになったので早起きしてすぐ撮りました。

　逆光だとカメラの鏡胴内に外光が横から入って全体が白カブりしがちで、片手で余計な光を避けるとカブりを避けられるのですが、そうなるとシャッターボタンが押せません。
　iPhone のレンズにフードを付ける訳にも行きませんし。

　廊下のカーテン際に出しての撮影です。

　ロングのスカートを強調する為に立ち姿です。
　やはりマキナには大人びたドレスが似合うようです。これではまるでメイドを飛び越えてハウスキーパーです。

　やはり工夫のしがいのある娘でした。

　マキナの後輩メイドの雫は少女用の可愛いドレスは何でも似合うので、マキナの為に買ってきて似合わなかったドレスは全て雫にお下がりしています。

　雫の為に手に入れたドレスもありますので、無茶振りして原宿お出かけ用という設定で着せてみました。

　さすがにミニスカートだけではこの陽気にどうかと思いましたので、大胆な模様入りストッキングで足をガードしました。
　・・・ももが絶対領域になっているのですが、不思議に萌えません。
　やはり柄が派手すぎてそっちに視線が向いてしまうためかもしれません。

　同じオビツ５０ボディーで同じヘッドを使っているのにマキナとは別物になるのが面白いです。

　マキナのまつ毛はペイント仕上げですが雫は植毛なので、肉眼で観る分にはそこが魅力的であるもののカメラで撮ると瞳がまつ毛の陰で黒潰れして表情が見えにくい難点があります。
　朝日の逆光で、かつ顔面に反射光を当てて瞳に光を当ててようやく目の表情が撮れました。

着せ替えマキナ

　2019年1月14日：

　正月には和服が似合うはずとマキナに勧めて、興味を持ったマキナに着せてみた雫です。
　むろん、雫は自分では着付けなど出来ないので年末年始のバイト先のゆかりさんの実家の神社にマキナと和服を持ち込んで着せてもらったところです。

「素敵ですよ、マキナ先輩！　さ、鏡を見てください」
と姿見を勧める雫です。
　白人さんに着付けをしてあげるなんて初めてのゆかりさんも、少し得意っぽいです。発達が良いと聞いていた白人少女より自分の方が巨乳だったのは少しショック気味でしたが。

　初めての和服に満更でもなく、マキナは誘ってくれた感謝に雫の髪を撫でてあげたりしています。
　マキナに他意はないのですがこうすると雫がとても喜びますので。
（頬をPhotoshop で少し赤らめるべきだったか）

　年初の神社では一年の誓いをするものだという事で「ヴァスカービル館（主人アナイスの家）の平和は私達が守る！」とイキる和洋メイド達。

　雫はバイトのにわか巫女で神事などロクすっぽ知らず、巫女服が着てみたいというミーハーな理由でここをバイトに選びました。
　本来、巫女さんはこのような赤い半襟を助勤やバイトでは付けないそうですが、ここは神社によって違うということで。

年賀用撮影で七転八倒

　2019年1月10日：

　同人系の知人に年賀状を出そうとマキナであれこれ試行錯誤していました。

　ところが、どうも腕がゆるく肩から抜け落ちがちになります。
　せっかく着せ替えてポーズを取らせても上着の袖の中で腕が抜けてしまうとまさに七転八倒です。

　おかしいなあと胸部の外側を抜いて内部の接続部を確認したところ、左肩の関節部の受け口が割れていました。
　私も左肩の肩甲骨と鎖骨を繋ぐ軟骨が断裂して、くっつくまでえらく時間が掛かったので思わずシンパシーです。
　・・・などと言う余計な情緒はともかく、これではポーズどころではありません。

　原因は明らかで、マキナは着せ替えの回数が他の娘より段違いに多いからでしょう。
　なにしろ、似合うだろうと思って買ってきた新しいドレスが着せてみるとまるで似合わず（サイズ的に同じで、ドレスは何でも似合う雫にお下がりします）、その度毎にこれでもないあれでもないと他の手持ちの上や下を組み合わせて着せたり脱がしたりの試行錯誤をやたらに繰り返してきたのも大きな理由と考えました。

　正規の交換部品はアゾンに行く機会に入手するとして、今はニコイチの荒業を使ってポーズの取れる身体に直しました。

　身体が治ったので、思いつきでこれまで「似合いっこない」と思って全く着せようと思わなかった和服を、正月だからと着せてみました。

　・・・洋服でのあの苦労は何だったかと言いたくなるほど、あっさりとサマになりました。
　誰、あなた。マキナさん？　というノリです。

　こうなったら夏になったら浴衣を着せてみようと、着せ替えメイドを手に入れたアナイスお嬢の心境へとたちまち煩悩が逆上しました。

　休日の外光がある時間にこの和装アナイスで年賀状画像を撮ろうと思います。
　なに、まだ旧正月にもなっていないので、年賀状のリミットまで充分に間に合います。（非道い）

日本の東欧少女

　2019年1月2日：

　東欧出身のマキナは日本の伝統的な遊びのタコ揚げを知って正月の休日に広場に揚げにきました。

　身体使いに秀でているのですぐ要領をつかみ、子供たちの間での「お屋敷メイドのスポーツお姉さん」の人気がまた１ポイント上がります。

　原理は了解しているものの、実際に初めて日本の凧揚げをやってみて、マジで楽しんでいるマキナさん。

　凧揚げに続いてコマ回しに挑戦したものの、屋敷の敷地の中だけでやるようにとのメイド長の亜美さんの指示で、剣術用の的を狙うマキナ。
　誰かが（意図的に）間違ったコマ回しを教えたもようです。
　かっての工作員の体捌きで、もうやばいレベルです。

お人形さんをダメにするクッション

　2018年10月18日：

　今日は午後になっても晴天で日差しが充分に家の中まで差し込んでいたので、晴れの休日午後のダレたマキナを撮ってみました。
　さまざまな作業着類は似合うくせに、フェミニンな服はとことん違和感を起こす我が家で一番苦労させられる子です。
　特に普段着が難物で、スカートの似合わなさは毎シーズン泣かされます。

　秋冬物でようやくサマになったのが、このポッテリ厚手のスカートです。ダサさ寸前ですが、これにタートルネックの薄手セーターを着せると欧州の娘さんの室内普段着姿めいた馴染みやすい姿にまとまりました。ここまでの選択が七転八倒でしたが、結局昨年の冬場に選んだスカートになってしまいました。

　擬人進化論さんから手に入れた発泡樹脂ビーズ入りクッションにドタアと身を埋めてみると、窓辺で陽なたぼっこの風情で、この子ならやりそうです。

　寝返りをうたせると突然に、観られていることを意識している表情に変わりました。
　これだからペイントではないガラス眼球は・・・視線がこちらを追尾するのです。

　のどかな休日のだらしない状況を撮るつもりだったのに、いきなり覗きがバレたストーカーにでもなったかの気分です。
　でも撮る。

　この子って、なんか猫さんみたいです。

夏マキナ2018

　2018年8月8日：

　ずっとマキナの夏の普段着の着せ替えが出来ていませんでしたが、ようやく残暑の時期になって決まりました。
　さすがに去年と同じファッションでは気の毒なので新しいカジュアルな格好に挑戦しました。

　これまで履いていた半ズボンはタイツと組み合わせた冬場には良いものの、夏場には裾がもう少しすっきりとした見栄えのものを履かせたくなりました。

　前回のI-Doll で明るいデニム地のものを見つけましたので、ようやく下半身は決まりました。
　Tシャツは以前に見栄えで衝動買いしたものですが、こんなパンクな柄が似合うのは我が家ではマキナしかいません。ようやく着せることが出来ました。

　ネックレスは先週のデザインフェスタで手に入れた本来は人間用のものです。
　透明の半球内に浮かんでいるのはクリオネです。
　一般にはその泳ぐ姿から「流氷の天使」などと言われていますが、その捕食の様子は凶暴で残虐です。
　Tシャツの柄の蜘蛛とイメージがダブります。
　マキナ好みではないかと、イベントのスペースで見かけた途端に彼女専用として買い求めました。

　最初、見込み違いで失敗したのはチェーンの長さです。
　最初は冬場の私服で付けていた栃木屋工房さんの樹脂粘土製の鳥の羽のネックレスのと同じチェーンの長さにしたところ、乳の中頃にまで下がってしまいました。
　動きの穏やかな深窓の優雅なお嬢ならともかく、活発なマキナではペンダントヘッドが左右にぶれてうっとおしく感じると思いました。
　それ以前にTシャツの上に長いネックレスは似合いません。

　チョーカーとまでいかなくともごく短い位置まで上げたいですし、実際の冬場の羽のネックレスのチェーンはその位置になるよう調整していました。
　冬の場合はタートルネックの上からネックレスを下げていたという頸部の太さがものを言っていたのでした。
　望みの位置にペンダントヘッドが来るようにチェーンの長さを調整したらこうなりました。

　女性のおしゃれさんなら常識のことかもしれませんが、思わず二度手間をしてしまいました。
（視力があまり良くない私にはmm 以下のチェーン素子の穴に止め金具を通すのは七転八倒でした）

衣替え2017秋

　2017年11月2日：

　自分の体温すら暑く感じる夏があっという間に過ぎて寒い季節になってしまいました。
　我が家のお嬢たちもふさわしい服に着替えさせなくてはなりません。

　暑い季節はマキナはこの格好でずっと過ごしていました。
　Tシャツの限界を越えた、袖だか胴だか分からない服で人形イベントで見かけた時に、これはマキナが好きそうと思ったのですが、普段着ではルーズな格好を好むマキナにはピッタリでした。
　服に関しては、これは似合うだろうといそいそと買っては着せてみて似合わないという結果を突きつけられるマキナですが、今回は珍しくヒットしました。

　後輩の雫がこの服のマキナの背中に熱い視線を注いでいるのですが、やはり無防備な肩甲骨のラインが危険です。

　暑い季節はこの格好で気楽に過ごしていたマキナですが、冬に向かって大問題は似合う普段着がまだ見つからないということです。

　後輩メイドの雫の方は、可愛い系の服は何でも似合うので気が楽です。
　ご主人のアナイスお嬢に仕える時のメイド服は合うも合わないもない業務上の制服ですが、それでも着せればどんな子も可愛くなるのは元になる１世紀以上昔のデザイナーに感謝です。
　ただ、私服となるとそうもいかないのが難儀です。

　マキナと雫は同じオビツ50ボディーで同じヘッドなのですが、どうしてここまでイメージが異なるのが謎です。「女体の神秘」としておくべきでしょう。

　2017年11月16日：

　アナイスお嬢の屋敷のメイド３名の秋冬モノ普段着の衣替えについて11月2日には出来ましたが、マキナだけがその時点では決まりませんでした。
　冬の普段着選びにも2日から延々2週間も掛かってしまいました。
　似合わなかったドレスは後輩メイドの雫にあげました。何でも可愛く着こなす子なのでありがたいです。

　室内着で何とかサマになったのがこちらです。
　楽に履けるスカートがかなめです。

　足元にマキナらしさを強制的に出させましたが、普通のスリッパでも似合うのはありがたいです。

　部屋のベッドでくつろいで寝っ転がる時も、このシャツは妙に似合います。

　問題はこの格好でそのまま外出は出来ないことです。
　くわえて後輩メイドの雫が夏のショートパンツから伸びる足がえらくお気に入りで、足の隙間から漏れる光を「尊い！　神光です」とありがたがっているので、雫の見識に完全に同意する私としてもこれは確保したいです。

　手元のオビツ50用資材をあれやこれや取っ替え引っ替えしてようやく決まったのがこの組み合わせです。

　心なしか、マキナもまんざらではない表情に見えます。

　あまりアクセサリー類はつけないマキナですが、11月11日に東京ビッグサイトでのデザインフェスタにて栃木屋工房さんで手に入れた樹脂粘土製のオオルリとコザクラインコの羽根の組み合わせのペンダントは似合いました。

　粘土と言っても樹脂なので硬化しても弾力があり欠ける心配もありません。
　チェーンは人間用しか無かったので現物合わせで短くしましたが、鉗子が無かったらこの細い鎖に金輪を通す調整作業は難しかったです。

　冬場に素足丸出しはさすがに東欧出身のマキナにも厳しいのでタイツです。隙間の確保に雫も満足しているようです。

　メイド３人の秋冬モノの衣替えがまとまったので、ご主人のアナイスお嬢の方の衣替えをせねばなりません。

自然光撮影

　2017年1月30日：

　少女雑誌CanCan に付録のスマホ用自撮りライトは暗闇の中でも撮れるとのことで、前回の池袋サン・シャインでのDoll Show でマキナの為に選んできたチャイナドレスを着せて夜闇の色っぽい雰囲気を撮ってみました。
　このライトが付録になったCanCan 誌が求める少女の魅力を追求する路線にも、たぶん合っているかと思います。
　とは言えチャイナドレスは作戦行動中という視点からは似合っていたものの普段着としてはさすがに着せっぱなしという訳にはゆきません。

　29日の日曜は日中に時間があったので、窓から差す陽の光だけで人形撮影をしてみました。
　前回のDoll Show で、チャイナドレスと共にマキナに合いそうな服を数点入手したのですが、少女っぽい服はかなりの率で似合わないという冷厳な事実を突きつけれられていましたので（それらは同じオビツ５０ボディーのしずくに回しました）、作業服やラフな服がえらく似合うので、これなら！　と思って手に入れた冬季用衣装がやはりピッタリでした。

　これならしずくを連れて渋谷や原宿や秋葉原、関内（街の選択は知っている限りの主観です）を歩いても違和感はないと思います。

　春になったらもう少しは華やかな服も探してあげたい・・・と思いながらフェミニンな服を買っては失望することが幾歳月でした。
　本人はセーラームーンのウラヌスのような男役を演じているつもりはなく（むろん私にもその意図はなく）、この子ならこう動くとマキナの意思を尊重したあげくこうなった、という状況です。
　少女用ドレスが唯一ドはまりなのはメイド姿というは何ともですが、あれは作業着でありながら少女の魅力を引き出す英国文化の華なので別格と考えます。

　なお１枚目の画像はCanCan 誌付録のスマホ用自撮りライトiPhone 5c に装着して暗闇で撮り、それ以下の３枚はNikon D200 に60mm のマクロレンズを付けて撮りました。

カモメの水兵さん

　2016年11月12日：

　前回のサンシャインシティでのDollShowでノア・ド・ロームに制作を依頼した海上自衛隊の夏用ズボンがようやく完成して届きました。

　それまでお店や人形イベントでオビツ５０用の白ズボンは無いかと数年がかりで探したのに、こういう普段着系のが見つからず結局数回特注を依頼したことがあるノア・ドロームにお願いしたところやや高額ではありましたがやはり正解でした。

　さっそくマキナに着せてみたところ、男前度が急速アップです。

　ベルト部分も布ベルトです。

　むしろ上のセーラー服の方について、本物は襟の白線が１本ではなく２本で、手首には紺のラインは無くて左上腕部と下腕部に階級マークが入っている点の違いが気になってきました。

　帽子は本物の海自に帽子を制作しているメーカーが余った布で制作したお土産用の帽子を知人のご厚意で入手したものです。

　後ろ姿のズボンの様子にもスキがありません。
　マキナの後輩メイドのしずくも同じオビツ５０ボディーなので着せてみてもいいのですが・・・「マキナ先輩が身に付けた夏服、はぁあ」などと、とろけ果てるシーンなど想像してしまい、やや背徳感です。

　そもそもドイツ人少女のマキナが海自に入隊出来るかという気もしますが、駅伝で国立大学の黒人留学生が走るぐらいですから問題は無いでしょう。
　マキナは世界一かっこいいドイツ軍の軍服（帽子のバッチが無いのが残念）を身に着けたこともあるのですが、日本軍の制服もなかなかのものです。

サスペンダー付ショートパンツ（体型違い）

　2016年8月24日：

　先週秋葉原アゾンの店で買った50cm ドール用サスペンダー付ショートパンツをようやく昨夜マキナに着せてあげられました。
　今日は太陽が出ている時刻に窓辺の外光で撮りました。

　少女っぽいドレスはどうも違和感があるのに、作業服とか制服系が妙に似合う娘なのですが、ようやく似合う衣服のコツを掴めて来た感じがします。
　これなら同じボディーの後輩メイド・しずくからも「マキナ先輩すてき」と言ってもらえそうです。

　ところで、50cm ドール用ということですが、だいぶ腰回りにゆとりがあります。
　サスペンダーで吊っていますので、実用上は差し障りはないのですが。
　ドイツ娘なので、サスペンダー吊りはユーゲント少女という感じもします。

　本人も作戦行動時はともかく、普段はルーズな衣類を好むので構わないかとは思いますが、これではしずくに後ろから迫られたら容易に手がショートパンツの中に滑り込んでしまいます。

　パッケージを見直しましたら、「50cm ドール　コスチューム」の他に「AZO2 ボディー用」というシールが貼ってありました。
　気になって検索してみたら「オビツ50、AZO2を比較してみた」という月光お茶の間雑記さんのサイトがいきなり見つかりました。

　同じオビツ製50cm ドールとは言ってもオビツ50とAZO2 はまるで別物でした。ほむらとマミほどに違うではありませんか。
　バストはともかく、腰回りがAZO2 はナマナマしい程に「おんぬぅあぁあー！」（演歌の歌い上げ口調で）です。
　そもそもはAZO2 というボディーが登場していたことを知らなかった私の浦島太郎ぶりがいけなかったのですが、さてどうしたものやら。
　まっとうな対策なら、正規のオビツ５０用の同じデザインのショートパンツを新たに入手すべきとは思いますが、このままで構わないとマキナが言っているような気もしますので、もう少し考えます。

愛の嵐

　2012年9月24日のことです。
　先日の Doll Show で「愛の嵐」っぽい革ズボンを入手しました。
　オビツ５０の細身のボディーを持つマキナに着せてみたら・・・本人ノリノリにしか見えません。
　ほっとけばライブで新コスチュームとして着かねない勢いです。

　問題は帽子で、格好こそゴツいもののナチスのカッコいい紋章が前面にあった方が良さげに思えます。
　このドレスセットを買ったのは、その前に読んだ新作ナチス映画「アイアン・スカイ」のノヴェライズの中に高級将校がこんな姿の少女と戯れているシーンがあり、瞬時に「愛の嵐」がフラッシュバックしたためでした。
　映画作品の中にそのシーンがあるかどうかはまだ映画公開前なので分かりません。
　ついでに、日本語小説版にはドイツ将校クラウスが「鉄のクラウス」と呼ばれているシーンがありますが、これも映画作品の中でそう言われているか気になります。

ミニスカート化一歩前進

　我家のマキナに何度も少女らしい格好や、特にミニスカートを穿かせようと挑んできたのですが、そのたびに私の目から見ても「似合わない」という結果が出て撤退してきました。

　ミニスカートの大好きな私としては不本意なことはなはだしいものがありましたが、もうこの子は実用作業着か男装か戦闘用スーツだけのカッコいい路線でいいかぁ、と諦めかけておりました。

　2012年5月26日の土曜のボークスでドールズ・パーティー・アフターがあったはずの日に、午後になって仕事から解放されて未練がましく秋葉原に行った時に、ついでにアゾンの店にも立ち寄ってみました。
　かっちりしたシルエットのドレスがありましたので、同じオビツ50ボディーのしずくのお出かけ用にと買って帰りました。
　それをちょっとした気まぐれでマキナに着せてみました。

　これまであれほど良かれと思って選んでは撤退してきたミニスカートが、このコンビネーションでは似合うではありませんか！（俺視点）
　セットとしてはこの上には更にスーツの上着も付きます。
　これまでのチャレンジの何がいけなくて、今回は何がよかったのか首をひねらねばなりません。
　心なしか、マキナは得意そうな表情を浮かべているように見えます。

　どうやら鍵はかっちりしたシルエットの組み合わせにあるようです。
　ようやくアプローチの取っ掛かりが見え始めました。
　それにしてもメイドの身分のくせに、私にとっての授業料が高くつく子です。
（とは言っても、マキナに似合わなかった服も、しずくならお手軽に似合うので無駄にはなっていないのですが）

冬の普段着・その２

　とあるかたからの厚意で譲ってもらった、オビツ５０用のトックリ首セーターと毛糸の長いスカートでの冬仕様の普段着姿の2012年2月12日のマキナです。
　やはり白の薄いソックスだけでは臥龍点睛です。
　せめてスリッパが欲しいです。

　にしても可愛いフェミニンなドレスはことごとく似合わず、こういった普段着や作業服を着せると生き生きとしてくるこのマキナは難儀なキャラです。

　その後出張で行った仙台の駅前のボークスでオビツ５０サイズの・・・を売っている訳ないのでMSDサイズの冬用モコモコ靴下が在庫１品のみのを見つけました。
　秋葉原と新宿のボークスを探しても冬用靴下もスリッパも（これは仙台店にも無し）見つからなかったのに、ビル使用禁止から再起動した仙台店にあったとは。
　さっそくマキナに履かせてみました。

　マキナはこういう普段着を着せるとえらくサマになるのですが、おされな服を着せようとすると似合わずこっちが七転八倒します。

正月画像

　同人系知人への年賀状・・・もとへ、寒中見舞葉書作り中に脱線して撮った画像です。
　ちなみに撮ったのは2012年1月22日でしたが、まだ１月のうちだから大丈夫。（そぉか？）

　アナイスさんの肘の二重関節のパーツは昨年末の綾瀬亜美ちゃんを手に入れることが出来なかったドルパにて無事に入手できました。
　ようやく、こんなポーズを楽に取れるような肘の動きの自由度が出ました。

　赤ちゃんドラゴンは１月１５日のDollShowに参加していたサークルさんの出品作品です。
　首が左右に可動します。
　ようやくこれで役者が揃いましたので年賀状を書くことが出来ましたが、１月も下旬に入ってさすがに「年賀」はまずいか、と思い直しました。

　正月にはアナイスさんは和服を着ていたのですが、お付きのメイド二人にも和服を着せてやりたく思っていたのに、秋葉原アゾンでもDollShowでもオビツ５０用の晴着はありませんでした。
（おまけにオビツ５０用では長袖ブラウスとか基本的なものが揃わずに、ブツブツ）
　ここには写ってはおりませんがSDサイズの足袋もボークスのお店では見つからず、イベントでようやく手に入れたものです。

　実はアナイスさんの着ているのは晴着ではなく、袴まで白無地の巫女服です。
　合わせるウィグがいつもの白ではメリハリが出ず、ならば黒髪ロングではコントラストが強すぎて合わず、ようやくこの色でおさまりました。
　オペラ「蝶々夫人」のジャケットのような、いかにも白人女性が和服を着てみました的な違和感は消したつもりです。

　ところで、アナイスさんにちやほやして貰っているちびドラゴンに対して、マキナは何か心に含むものがあるようです。
　ドルパでもDollShowでも1/3サイズの牛刀が見つからなかったのが残念です。

ボディーガード・コスチューム

　2011年11月14日のI-Dollでオビツ５０用のゴシックバリスタのコスチュームを入手したのですが、靴が付いていませんでした。
　オビツ５０用のドレスも靴も恐ろしい程に流通していませんので、12月18日のドルパでMSD用サイズのブーツを物色してきましたら、サイズはピッタリでした。

　アナイスさんのボディーガードを務める際のマキナのメインの武器は素手ということで活動性の高いコスチュームという言い訳を自分にしての入手だったのですが、入手した冬季向きの格好では全くありません。
　おヘソが見えているのが大いに気に入っているのですが、やはり夏まで封印するべきでしょう。

　ただでさえ市場に品揃えが薄い50cm用ドレスですが、このドレスを扱うTcDollさんはそのサイズの貴重なコレクションが豊富で助かりました。

　そのどれもこれもがエロカッコいい系ばかりで執事さん大喜びです。
　こうなると変身後との対比の為にも長袖ブラウスとかの普段の生活のドレスも充実させねばなりません。

　新年用にSDアナイスさんの晴れ着は先日のドールズ・パーティーで買ってあったのにお付きのメイド２人のオビツ５０用の着物がなかったので、12月30日のコミケ参加後に秋葉原に移動して探したのですが、このオタク町中探しても見つかりません。
　悪いことをしたなと思いながら裏通りを歩いていると、なんと以前から探していた1/3サイズのMacBoookAirがイオシスの店頭に山積みになって売られています。
　これだから秋葉原では何が起こるか分かりません。
　マキナとしずくのメイド２人に着物のかわりに銀と白のをそれぞれを買って帰りました。

　しずくの着ているコスチュームもTcDoll さんの作品ですが・・・こういうコスチュームでノートパソコンを持たせるとおっかない工作員じみてきます。
　これなら冬季用と言い張ることが出来ます。

　アナイスさんの晴れ着写真にメイド二人も付き添わせようと思ったのですが、手持ちのオビツ５０ボディー用の地味でないドレスとなるとこれらしかありません。
　これにサングラスでも掛けて左右の背後に立たれた日にゃあ、アナイスさんはどこぞの闇社会のお嬢様にしか見えません。
　もう少し考えます。

　素手の格闘技が得意なマキナにはゴツい編上げゴスロリ・ブーツより足首が自由に曲がる短靴の方が良さげに思いましたので、ゴスロリ・ブーツはしずくに譲りました。

10月は音楽の月

　10月はたそがれの・・・ではなくて、オーディオの月でした。

　2011年の10月は７、８日にハイエンドショウ、９，１０日に真空管オーディオフェア、２１，２２、２３日に秋葉原全域を巻き込んでの音展です。
　さらに３０日は音楽系創作同人作品オンリー即売会M3までありました。
　１１月にはなりますが３，４，５日には東京インターナショナルオーディオショウも開催されました。

　ベース少女マキナ・プラウベルのライブの練習風景をアップしてみます。

　ソロ活動でベースの弾き語りがメインですが、無伴奏でリリカルなソロもやります。
　ただ、どうにも「萌え」とは言うには違和感がある方向です。

　最初の目論見では、女性ベーシストのスージー・クアトロ的な趣向のつもりだったのですが、勝手に愉快な方向に育ってしまいました。

　もともとはアナイスお嬢様の生真面目なメイドのつもりにしていたのですが、プライベートでは自己表現の意欲が盛んな子です。
　表現の仕方はややエキセントリックかもしれません。

　後輩メイドのしずくが来たので、マキナは家政のマネジメント的仕事も担当するよう昇格させました。
　女性執事もありかと。
　それにしてもマキナと同一の体格なのに、しずくのメイド服の似合いぶりはマキナ以上です。

　ヘッドも同じなのに、しずくは浮かべる表情もマキナとは全く傾向が違います。
　しずくについては、まだ性格が固まっていませんので、勝手に育ってくれるのを楽しもうと思います。

　どちらもオビツ５０用のヘッドを元にしていますが、マキナは謎の人形商人ＡＴＫさん製作のカスタム作品、しずくはRose Moonさん製作のカスタム作品です。

　マキナは施設管理やら家令などの業務用の衣装や、オフの日のバンド活動のコスチュームはけっこう見られる姿なのに、年頃の女の子っぽい衣装が不足ぎみでした。
　ミニスカートってどうよと、活発っぽい服を着せてみたのですが・・・
　どうも私服というより今日びの女子高の制服っぽく見えてしまいます。それも部室に向かうバレー部の主将にしか見えません。

　あまり種類が出ていないオビツ５０用のメガネを選んできてあげたたのですが、今度は理系女子学生じみています。
　どうも、マキナ＝真面目、ひたむき、という色眼鏡で見てしまいがちのようです。
　そういうつもりではなかったはずなのですが。

男前な彼女

　震災前にマキナ（オビツ50cm ボディー）に韓国製ドールTiny Fairy（42cm ボディー）用に縫われた半袖セルヴァーズの制服を買ってあげました。

　両ボディーは足の長さが全く違うものの上半身についてはオビツ50cm ボディーとTiny Fairyとはドレスに互換性があるからです。
　冬が終わったら半袖のさっぱりした制服にしてあげようとの想いからでした。

　確かに上半身はキリっと引き締まりました。
　しかし下半身はつんつるてんで脚が丸出しになったことはともかく、どうもマキナのキャラクターっぽくありません。
　ミニスカートは大好きですし生脚もさらに好きなのに、せっかくの脚がどうも魅力的に見えないのです。

　思い切って、あえて脚を隠しスラックスにしてはどうかとの血涙の決断をしました。
　セルヴァーズの制服の製造元のドール・ブティックのノア・ド・ロームに相談しようと思いました。
　そこに震災です。
　しばらくは人形どころではなかったのですが、寒い季節は徐々に去り、桜の花の盛りも過ぎてゆきようやく心にゆとりが戻ってきてマキナに春の制服を着せてやろうという気分が盛り上がってきました。
　本当に考えたとおりにスラックスでセルヴァーズの上半身に似合うのか確信はありませんし、ノア・ド・ロームがこんな注文に応じてくれるかも分かりませんでした。
　ノア・ド・ロームからまだ布地の在庫があるので注文可能との連絡を受け、何度か手描きのデザイン画やらイメージに近い実在の画像の写真やらを送り、向こうからも試作品の画像を送ってもらってチェックの繰り返し、ようやく５月１日のDoll Show の会場で完成品を受け取りました。

　思惑通り、スラックスは上半身部分とよくマッチしました、と私には見えます。
　失ったものは多かったのですが（生脚！　絶対領域！！）、それをおぎなって余りある男前ぶりです。
　スラックスのヒップラインもなかなかのものですが出し惜しみしてカットです。
　庭の椅子でくつろぐご主人のあナイスさんに冷たいものを運ぶ途中、という設定です。

　アイスフロートにはマキナの独特の美意識によるデコレーションもほどこされています。

　苦心のデコレーションの出来栄えにちょっと得意そうな表情（に見えます）。

　メイドの素敵なセンスにどん引きのアナイスさん（に見えます）。

　ガーデンチェアのセットは昨年秋のドルパでの、あとりえ幻月館さんで入手した作品ですが、暖かい季節になってようやく使う気分になりました。

　ご機嫌アイスフロートは昨年のデザインフェスタでのブタさんグッズだらけのサークルさんで入手しました。

冬の普段着

　お騒がせメイド・マキナの冬場の普段着を選んでいたのですが・・・
　オビツ50cm用の服がショプでもイベントでも絶望的に少ないのが悩みです。
　夏場の普段着はガーゼ地のパンクワンピースが涼しげですし割と大雑把なキャラにぴったりで決まりだったのですが、寒いシーズンとなるとそういう訳にもゆきません。

　トレーナーでもあればジーンズと組み合わせて毎日そればかりずぼらに着続けてもおかしくないキャラなのですが、50cm用の普段着にそんなのありません。
　ようやくオーバーオールに考えが行き着きました。

　この上というか下に長袖ブラウスを着せれば何の問題もなかったのです。
　が、そんなのなかったのでサイズが合う手持ちのものを片端から試してみました。
　途中で当初の「冬用」という目的を忘れてです。

　野良作業感覚溢れるオーバーオールに、こともあろうに労働感覚ゼロのゴスロリ系ノースリーブシャツです。
　他の（ドレスの選択肢の豊富な）サイズのお人形ではまず発想もしなかったコンビネーションなのですが・・・妙に似合って見えます。
　これで足元はゴツい編上げのワークブーツです。
　似合うのはマキナというキャラだからかしらん。
　気に入ったので、１枚目は起き抜けに窓から差し込む朝の外光で撮ってみました。

　こちらを撮ったのは深夜です。

　さすがに当初の予定であった普段着にする気はありませんが何かの場面で使ってみたいです。（ライブ・コンサートなんて状況はいけるかもしれません）

　２月１１日の紀元節は起きてみると窓の外では雪が降っていました。
　あらかじめに秋葉原に立ち寄りマキナ用に長袖のTシャツを買ってきてあげていて、以前のノースリーブシャツから見ればなんぼか冬仕様になったと思ったのですが、この外の陽気と対置させるとまだ寒そうです。
　外が雪の２階の窓辺に立たせて朝の外光だけで撮ってみました。

「痩せた身体に貼り付くやうなニットのシャツ」などという形容は淫靡な自然主義文学的にはいいですが、我が家では淫靡方面は螢・・・（激しくむせ込む）

　襟元が大きく開いて鎖骨が見えているのは好みから言えば悪くはないのですが、雪の季節にはまだまだです。
　せめて菜の花が出てからにしたいです。
　オビツ50用のドレスなんてイベントでもロクに見かけず、アゾンのお店頼りです。
　いっそオビツ150なら衣類の無さで悩むことはないのですが。（社会的にヤバい別の悩みが発生します）
　オビツ社のサイトに２月の新作ドレスとして50タートルネック長袖ニットというのがリストさえていましたが、これなどシーズン中に出して欲しいところです。
　ただアゾンが外注している先が中国工場だったら、今は旧正月の期間で遅れそう、と杞憂してしまいます。

　にしても、マキナって先週買ったばかりの小池田マヤさんのマンガ「放浪の家政婦さん」（祥伝社）の里さんにイメージが妙にダブるります。

　人間用ではもう冬物処分バーゲンと春物展開が始まっているというのに、ようやく50cm 人形用のタートルネック・ニットシャツがアゾンの店頭に並びました。
　２月２６日に秋葉原に立ち寄って、確認後すぐ入手しました。
「２月新作」と言うにはいささか遅いです。
　すでに花粉の舞い散る（涙）明るい春の陽気です。
（まぁ、遠い昔には都内でも雪が積もった２月２６日に青年将校が決起した年もありましたが）

　やっとマキナに冬用の衣装を整えてあげることが出来、休日で日差しもよかったので室内に差し込む外光だけで撮ってみました。
　作業着や実用衣料を着せると実にサマになる娘さんです。
　胸に差しているのは秋葉原のネジ・ボルトナット専門店で入手したモンキーレンチです。
　正しい秋葉系少女だと思います。
　秋葉原の工具専門店で同サイズのラジオペンチも手に入れましたが、胸のモンキーに加えてこれを尻ポケットに差すと、もはやお屋敷の施設管理担当者です。

秋の主従

　お嬢さんは街にお忍びで遊びに行く時の男装用の服を秋冬物に色々と変えています。
　アナイスさん改めアロイス君ならこんな格好していそうとのトップのセレクトです。

　革ベストは[+d]（プラスディー）さんの作品です。
　これで一気に男前度が高まりました。
　戦闘機商会さんの作品のベレー帽に差した羽根は本物ではありません。栃木屋工房さんの作品で樹脂粘土製です。
　たまたま先週届いた日本野鳥の会の会報12月号の商品案内に栃木屋工房さんの樹脂粘土野鳥羽根アクセスが掲載されていて驚きました。

　本人、「これでジーパン履けばチョイ悪少年アロイス君よぉ」と悦に入っています。
　対独軍フランス・パルチザン部隊の女性リーダーにしか見えません。

　一方、メイドのマキナは休日は街の悪所でのライブです。
　小柄な身体に大きなベースギターをかかえての独奏です。

　マキナは絵も描いたりするのですが、どうも他人が入ってゆきにくい作品ばかりです。
　音楽でも他の演奏者とはノリの違いがあって仲間がいないのでバンドを組めないのですが、奇特なファンはやはりいるのです。
　コアなファン達からは「ベースの吟遊詩人」と呼ばれています。

　イロモノ担当のマキナですが、けっこう仕事はきめ細かくてチューニングも丁寧に調整します。

　演奏開始前のステージ裏の情景です。

　本番ステージです。（のちほど、完成版と差し替える予定です。さらに後数枚、主従の写真が入る予定です。

夏メイド

　当家のアナイスお嬢様付きメイドのマキナはオビツ５０ベースなのですが、ずっと暑苦しい長袖、踝までの長スカート状況でした。
　アゾンの店でもオビツ５０用夏物メイド服はあるのですが、そちらは冬物とはデザインポリシーが異なって、私見ではありますが安メイド喫茶のコスチュームを想わせます。
　安メイド喫茶とは・・・
　メイド喫茶の朝礼での｢社長の一言｣：
｢いいかお前ら？窓から外、よく見てみろ。気持ち悪いオタクばっかりだろ？アイツらはな、ロクに女と話したことなんてねぇんだ。だからちょっと話しかければコロっと行くんだ！これはな、オタクをカツアゲするゲームなんだ！アイツらは人間じゃない、お前らの財布だ。分かったらビラ行って来い！｣　（出典は秋葉原の現役メイドカフェの今田なおさんのブログです）
と言うような秋葉原の一部のメイド喫茶のような店のドレスです。「安」は価格ではなくて、こころざしの安さのことです。

　アナイスお嬢様のメイドにふさわしい実用夏メイド服をずっと探し続けていました。

　夏メイド服が手に入らなかった頃には私服でご奉仕中だったマキナです。
　産業革命前で安いお仕着せが出回る前の英国のメイドは女主人の古いドレスを着ていたそうなので、私服でも問題ないと思いました。（違）
　ガーゼ地のパンク服で、夏場は涼しそうです・・・て、なんぼなんでもこんな服で家事が出来るはずがありません。

「ねぇ、知ってる？　屍鬼ってマンガでイケメンの夏野君のパパって気がおかしくなって死にかけの息子の為に一生懸命ウミガメのスープ作ってあげてるんだよぉ」
　じたばたじたばた。
「バベットの晩餐会って映画ではねぇ、メイドのバベットさんは村人みんなの為に美味しいウミガメのスープを」
　ぼろぼろぼろ。
「わぁ、ウミガメが泣くってほんとなんだぁ」
（こんなメイドさん、やだ）

　メイド服がないせいか、パンクな服のせいか、それともオーナーの元々の資質丸出しなのか、いい感じにすさんでいます。

　脱線ですが、このアオウミガメのフィギュアについてです。
　竹芝桟橋からは三宅島や父島などの離島への船が出ています。その竹芝桟橋に離島ショップがありました。
　島伝統製法の塩や「くさや」とか「アシタバ」とかいろいろあるなかで、この作品がありました。
　小笠原村父島限定販売のアオウミガメの孵化直後の仔ガメの１／１サイズ・フィギュアです。
　造形監修は小笠原海洋センターという本格派で、出来もそのままワンフェスに持ってゆける凄いレベルです。
　原型製作は山本彦司さんというかたです。
　このフィギュアの売上げの一部はアオウミガメの保護活動に役立っているとのことです。

　夏用の半袖、膝下スカート長のメイド服を手に入れねばと思って、7月25日の都産貿で開催されたI-Doll に向かいましたが・・・そもそもオビツ５０用のドレスがそうありません。マイナーなボディー・ドール派の悲哀です。
「こんな時、うちにシャーリーがいてくれたら」と思う瞬間です。
（この日に都産貿の海側にある竹芝桟橋に昼食に立ち寄った時に見つけたのが上のアオウミガメのフィギュアですが、その話は脱線もいいところでした）

　昔、サマードレスにエプロンを付けて夏メイドさんをでっちあげたことがあったので、その時の経験を活かすことにしました。
　秋葉原のアゾンの店にはお誂え向きにエプロンとプリムだけのセットがありました。
　サマードレスも現時点ではオビツ５０ボディー用はアゾンの店にあるものの中から探す他ありません。
　このサイズ用の新製品でセーラー襟のさっぱりしたノースリーブのサマードレスがあったので、それを使うことにしました。

　後ろ姿もさっぱりしてメイドさんらしいシルエットになりました。

　問題はメイドさんにノースリーブはアリか？　ということです。
　理想を言えば折り目のエッジがピッと立った半袖がふさわしいのですが、あるもので揃えるしかありません。
　また、ご主人様のアナイスさんは同性ですし、身の回りを肩を出してうろついても、そう気にはならないのではないかと思います。（根拠なし）

マキナいきなり私服で登場

　アナイスお嬢様のメイドのマキナ・プラウベルです。
　休日は絵を描き、作品がたまったら個展に出すというのが趣味の一つです。
　ドレスはDoll_Show で手に入れたKAZUHA-MADE さんのMSD女の子用生成りワンピースです。

　マキナは元々は以前のDoll_Show での謎の人形商人ＡＴＫさんで入手したオビツ５０ヘッドのカスタムヘッドに始まり、その後に５０ボディーを手に入れ、意外なことにピッタリサイズのおでこちゃん用ウィグを被せたというややこしい経路で形を成した娘です。
　オビツ５０ボディー用のドレスの少なさに悩んでいたら、ボークスＭＳＤ用のドレスが合うとの情報を得て、ドールイベントでそのサイズのドレス狙いの意図もあったのですが・・・油絵用品セットを買ったら財布が炸裂し、マキナ用にはこれ１枚です。

　今回使ったこの絵はマキナが描いたものでも、私が描いたものでもなく、Point of NoReturn さんの創作作品で、デザイン・フェスティバルで入手しました。

　Doll Show 28 会場で展示されていて、その精緻な作り込みに度肝を抜いたのが、この画像のあとりえ幻月館（ブログ版）さんの油絵用品セットです。
　余りにもの素晴らしさに後先考えずに購入してしまい、手元で実物をじっくりと見て本当の凄さを知り、更にサークルさんのサイトに飛んで制作記事を読んで、本当にあの頒価で大丈夫だろうかと不安になった程です。
　なお、あとりえ幻月館さんは2010年５月20日に手作りドール用品工房のホームページ版も開設なさいました。

　「赤頭巾ちゃんをテーマに描きたい」と、ご主人のアナイスさんをだまくらかしてモデルをつとめてもらっています。
　完成までに見られると恥ずかしいので見ないで、などと甘えたことを言っていましたが、アナイスさんは見たくてうずうずしています。

　アナイスさんのドレスは今回のDoll_Show で手に入れたチクロさんの涼しげなワンピースです。

　とうとう主人の強権を発令しマキナの哀願を抑えて作品を見てしまい、しばし腕を組んで無言のままのアナイスさんです。
「マキナ、あなた・・・」
　静かに振り返ったアナイスさんが見たのは、「脱兎　なう」状態のマキナの後ろ姿でした。

　画材セットの方も大変な精緻な造りでしたが、イーゼルの方も手が込んだ造りです。
　各所に真鍮エッチングパーツが飾り釘で留められていますが、彫られたレタリングもイラストもお手製です。
　Atelier Paraselene とは人形世界にある画材ブランドのことだという設定まであり、夢が広がります。

　メイドとは言いながら、いきなりの休日私服状態での登場だったのですが、マキナに本来のメイドさんドレスを着せてみると、しっとりとした雰囲気が出てきたのはさすがにドレスの力です。

　ご主人のアナイスお嬢がいつも座っているイスを見つめる風情もなかなかに良さげです。

　ご主人がいない隙にそのイスに生意気なポーズで腰掛けさせてみました。
　本性を出したところということですが、どうもこの娘だけでアナイスお嬢のメイドを務めさせるのには不安があります。
　やはりご主人思いの落ち着いたしっとり系の綾瀬亜美さんみたいなメイドさんがもう一人欲しいところです。

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檸檬児

'2016-11-12