横浜オクトーバフェスト
横浜オクトーバフェスト 2008/10/3
今日１０月３日から１３日までの日程で横浜赤煉瓦倉庫にてドイツ・ビールの祭りオクトーバーフェストが始まりました。
今日は初日なので夕方５時のオープンです。
今日はゆとりがあったので参加しようと頑張ったのですが、オープンに間に合うように出たのに１電車逃がしたおかげで１０分程遅れて現地到着です。
会場前の十字路の前にある運河を越える橋の上にまで来た時に丁度５時になってしまいました。
入場ゲートの前にはもう行列が出来ています。
２００円の入場料を払ってここをくぐれば、その向こうはもうドイツ領です。
すでにビールサーバーの前には既に人だかりが出来ていますが、最初はビール券を買ってからです。
手前の列がビール券の行列です。
ミュンヘン・オクトーバフェスト公式ビールであるシュパーテンのサーバーのエリアです。
この蛇口からじゃぶじゃぶと惜しげもなくジョッキにビールが注がれます。
このサーバーはシュパーテンの特に会場限定１日５００杯のみのビールの為のものです。
まずは、この貴重なシュパーテンの限定のビールを会場外のベンチで呑みました。
肴は会場内に出展している横浜ロイヤルパークホテルの生ハムです。
その場ででっかいハムの塊から薄くそぎ切ってくれます。
海岸のビル街に沈んで行く夕陽は確かに秋のものです。
足りる訳がないので、お代わりはビットブルガーのピルスナーです。
肴は南ドイツ地方の郷土料理であるフィンガーポテト（ニョッキ）とウィンナーです。ニョッキはお餅のような口当たりです。
ビットブルガーはピルスナーのみに特化して醸造している漢の醸造所です。
２杯目（２リットル目）なのに口当たりが爽やかでスパスパと呑めてしまいました。
このベンチも椅子も会場のテントも全てミュンヘン市から運び込んだものです。
屋外会場からテントの方を撮りました。
このテント入口に背を向けて立っている背広姿の紳士達が、今回のオクトーバフェストの実行委員の方々らしいです。（嬉しいイベントなので「紳士」と敬語で呼ばせていただきます）
入場してすぐ見た時には、入口横に半ダースほどのこの紳士達が並んでいて、明らかに一般参加者とは違う空気で嬉しそうに会場内を見回しながら談笑していました。
今回の楽団はバイエルン地方のキームゼーから来た、タルバッハ・ブアム楽団です。
演奏後、彼らが乾杯の音頭を取ると、ノリの良い横浜の呑み助共も（女性も）ジョッキを振り上げて「プロースト」と吼えます。
横浜ロイヤルパークホテルの出店ではスペインの生ハムを塊から切り出してサーブしています。
これにメロンのスライスが付いていれば完璧でした。（贅沢）
その向こうはイベリコ豚の鉄板焼きです。
すっかり夜になっています。
一息つこうとデザート・ワインを撮りました。
勧められるままにミュスカ・ドゥ・リヴザルト・ピレーヌを摂りました。大変に甘口で美味しかったのですが・・・これってフランス・ワインではありませんか！
しまった、だまされた。（笑）
少し頭を冷やそうと会場の外に出ました。
一度出ても、入場書に当日スタンプが押してあるのを入口で見せれば何度も再入場が可能です。
会場の真ん前の赤煉瓦倉庫の中は改装されて「おされ」なお店がひしめいています。つい１階と２階の全店をひやかして歩いてしまいました。
（で、食器類の店で、スーパードルフィーに丁度よいサイズの鯛焼き型箸置き（焼物製）を買ってしまったことは内緒です）
海辺に近づくとすっかり出来上がった雰囲気のカップルやら若衆の小グループが散策しています。
会場に戻って最後のビールを楽しみました。
ここから数百メートル離れたところに醸造所がある横濱ビールのヴァイツエンです。
くだもののような香りのする美味しいビールです。
横浜オクトーバフェスト 2008/10/5
今日は大阪・梅田への日帰り出張でした。早朝の横浜は雨が降っていたのですが、着いた大阪は普通の曇り空でした。
夕方からは晴れていて、車窓から西の空を眺めると夕焼けが立体的な細い雲の流れの絡み合いのウソのように綺麗な情景を観ることが出来ました。思わず西の落日の方角を窓にレンズを押し付けて撮ってしまいました。
これなら早めに横浜に着けそうなので、オクトーバーフェストにご機嫌な夜空の下で２回目の参加が出来ると思っていたのです。
ところが名古屋を過ぎたあたりから、東の方からミキサー車から流れ出した生コンクリートのような厚みのある灰色の雲が層をなしてそれまでの青空を覆ってきて、１つのトンネルを抜けて山の向こうに出た時には、すっかり陰気な曇りの夕刻になっていたのは鮮やかな程です。
西の方を眺めても夕焼けの赤い色は山に阻まれて全く見えません。
バイクを走らせていて、トンネル１つ向こうは別の天候という目には遭ったことがありますが、こうも急転直下なのは初めてです。陽光の落ちるのが早い夕刻という時刻ということもあったかもしれません。
静岡の手前あたりではザアザア雨が降っている状況で、オクトーバーフェストはやめておこうか、と思ったほどです。
しかし、横浜に着きましたら雨はなく、夜空に三日月まで出ていました。時刻は７時半頃だったはずです。
という訳で、出張帰りにオクトーバーフェストに２回目の参加をしてきました。
出張の荷物は全てＪＲ関内駅のコインロッカーに押し込み、すっかり気楽な遊び人（腹ぺこモード全開）に変身です。
今回は１回目に呑めなかったビールやツマミを愉しみました。
フランツィスカーナー・ヴァイスビアに、ツマミはチーズの盛り合わせから始めました。
前のステージでの楽団の演奏で場内は時刻も時刻ですし、良い感じに盛り上がっています。
演奏後の乾杯の音頭に、テーブルの向こうの完璧に出来あがったピアスの兄ちゃんとお嬢さんの二人連れとグラスの底でカチンと乾杯までしてしまいました。
タルバッハ・ブアム楽団は今夜も元気に演奏中です。
前回より前の方に座ったので、団員さん達の顔も良く分かります。
右端のがっしりした女性は美人さんではありませんか。
あっと言う間に１杯目を呑んでしまったので、追加を摂りました。
これは日本で最初に地ビールを始めたサンクトガーレンの会場限定のヴァイツェンです。
やはり同じヴァイツェンでも、醸造所ごとに全く味わいは異なります。
まだ他にもビールを呑んだはずなのですが、写真を撮り忘れたので分かりません。
８時半を過ぎても（閉場は９時）入場者は来ていました。
画面の右端、中央あたりのビルのシルエットの横に見えるのは三日月です。
タルバッハ・ブアム楽団の本日最後の演奏です。
この画像をクリックすると演奏の最後とそれに続く乾杯の音頭と、ステージ前で踊りまくる愉快な呑み助共の動画を観ることが出来ます。
今日も楽しく会場を後にしました。
関内駅のロッカーから出張の荷物を取り出したら、元のクールなビジネスマン（笑）に戻ってしまうのでは・・・と思いましたが、ドイツビールのパワーはそんな甘いものではありません。
雨も降っていなかったからかも知れませんが、我家まですっかり良い気持ちのままでした。
横浜オクトーバフェスト 2008/10/13
今日は横浜オクトーバフェストの最終日です。
午前中は蒲田であった音楽イベントに参加しましたが、12時前にはそこを離れ、12時半には会場に着いていました。
今日は横浜の知人とここで落ち合って、最後のオクトーバフェストのランチを一緒に摂る約束でした。
さすが晴天の３連休最終日のお昼時です。家族連れや仲間連れで溢れています。
待ち合わせたテーブルで最初に呑んだのが富士櫻高原ビール製のヴァイツエンです。
本当は先に到着していた知人が呑んでいた、オクトーバーフェスト限定の１リットルジョッキに入ったシュパーテンが呑みたかったのですが、手に入りませんでした。
テントの外につまみの行列をしていた時に、テントに迫る対面の赤煉瓦倉庫を見上げてみました。
風も程よく涼しい秋空です。
祭りの終日には相応しい天候だと思います。
当初のイベント表には載っていなかったニューヨークから来たバンドです。軽いジャズを演奏していました。
この後で、近所のワールドインポートの方でも演奏するそうのだそうです。
今日はまだ後に予定があったので閉会式に出られなかったのが残念です。
３時頃に会場を後にしましたが、ワールドインポート前の十字路の囲む円形の歩道橋の上から会場を振り返ってみました。
右側のタワーは現在閉鎖中のマリンタワーです。
会場の賑やかな音はこんなに離れた歩道橋の上までまだまだ聞こえていました。
徒歩で馬車道を関内駅へ向かって歩いていましたら、しゃれた喫茶店があったので立ち寄りました。
相生(Aioi) と言う店でしたが、ビールやら肴やらの昼食の後でしたが紅茶を愉しみたくなったからです。
３連休とは言え、一昨日、昨日は今日を遊ぶため家で残った仕事の書類の制作を夜までやっていたので、これぐらいの贅沢をしてもバチは当たらないでしょう。
自分の町に戻って、明日からの仕事の為に床屋に立ち寄って頭を整え、帰宅してからは残っていた書類の制作作業に戻りました。
夜中の日が変わる前に何とか仕事は終わって、ようやく私の連休らしきものが終わりました。
作業が終わった後でオクトーバーフェストの会場で初日に購入したデザート・ワインのミュスカ・ドゥ・リヴザルト・ピレーヌのボトルから昨年のこのイベントの会場で買ったドイツ・ワイン用のゴツいグラスに注いで、自分にご褒美をしました。
オクトーバーフェストの想い出はこのリボンと入場券です。
入場券には初日の３日、６日、今日の１３日にスタンプが押してあります。
また来年も楽しみにしています。
'2008-10-14