Case

フィギュア展示ケースの比較的せこい小工作

　以前、愛らしい少女達の物語のアニメの最終スタッフロールでのハッピーエンドっぽいシーンを思わせるフィギュアを手に入れました。

　とは言え、２つに別れた台座ですし小さいので私の机の上の工具やホコリや書籍流や蠢くケーブルなどという治安の悪さで傷んでしまう可能性がありました。
　町の１００円ショップでこの２人がちょうど入りそうな展示ケースを見つけました。

　ところがロクすっぽ計測せずに買ったので、底面積の方はちょうど収まったのに、内部の高さが5mmほど足りず、頭部から突出したリボンに接触してケースの透明蓋が浮き上がってしまっていました。

　そこで、ケース底板をフィギュアの台座２つを合わせた楕円形を写して切り抜き、その円に沿って底板の下の内側にタミヤのプラバンから8mm幅に切り取ったハカマを貼り付けました。

　プラバンのハカマを曲げながら貼り付けるにはけっこう力が必要ですし、プラモ用接着剤では時間が掛かってかったるいので、少しずつ洗濯バサミで接着部を固定しながらプラリペアを盛って硬化させてゆきました。

　プラリペアを使うのは今回が初めてでしたが、硬化すると恐ろしく強固になり、また再加工が出来るまでの強度への硬化時間の短さも出色のものです。
　高額ですけれど購入しておいて良かったです。

　最後に底板にプラバンを貼り付けて完成です。
　透明蓋もきちんと閉まりますし、何より２つに分かれていた台座が合わさった状態で楕円形の窪みにはまって二人の位置がずれたりしないことが鑑賞上もありがたいです。

　しかし・・・元値１００円の安いケースに高額なプラリペアの投入やら、めんどい楕円形の切り抜きやら、猫もぶっ倒れて寝まくるこの暑さの日にエアコンも無い部屋で硬化した楕円穴の加工バリをセラミック・スクレイパーでかき落とす労力の投入やら、とうていペイしなかったなぁ。
　それを成さしめたオタクよりおぞましいこの情念は・・・愛か！？

同人サークル「瀬」

檸檬児

目次へ戻る '2014-06-05